研修センターについて

本部研修センター木曽病院分室

 職員の能力開発は本部研修センターが中心となってその役を担っていますが、木曽病院でも昨年度から医療技術部の新人職員を対象とした研修を開始しましたので簡単に紹介します。

 「木曽病院医療技術部職員卒後研修」は、技師として必要な広い知識・技術の習得と、病院全体の業務内容を理解する事で基礎的人材育成を目指しています。 昨年度は5名、今年度は薬剤師、管理栄養士、臨床工学技士、理学療法士、臨床検査技師計6名が研修対象者となりました。 参考までに今年度の研修スケジュールは下表のとおりです。

  期間 研修方法 研修目的
基礎研修 入職時1週間 講義 医療技術部の概要、院内情報システム、院内感染対策など基本的知識の習得
体験研修 基礎研修終了後6週間 講義+実習 病棟、外来、老健など病院各部門の業務理解
専門研修 体験研修終了後から2年 職種毎に計画立案 職能訓練、ジェネラリストの育成
その他 適宜 新人看護師研修との協働、院外研修(学会参加など)

 基礎研修・体験研修の、研修生の感想は概ね好評で、「病院職員としての自覚ができた」「病院全体の業務の流れをつかむ事ができた」などの意見がありました。 現在は各科に戻って専門研修を進めているところですが、担当業務も教わりつつ研修も進めていかなければならない中、研修生は非常によく頑張っています。

 新人技師の「学びたい、色々な事を吸収したい」という気持ちの強さに驚くと同時に、教える事の難しさに直面し、指導者にとっても良い勉強となります。 最近は新しい教育手法も紹介されていますので情報収集しつつ、効果的・効率的な研修を計画できればと思います。
 2年目の現在も手探り状態で、到達目標に達成したかどうかの評価をどうするか、指導者育成をどうするか等、問題は山積していますが、病院全体で人材育成に取り組んでおり、5年、10年後の職員の活躍に期待しつつ試行錯誤で取り組んでています。

本部研修センターこども病院分室

 長野県における周産期・小児医療の最後の砦として、質の高い安全な医療を提供するために、医療安全、感染制御、接遇、放射線安全等の院内職員研修会を毎週火曜日におこない、Sim Baby, Sim Juniorを用いたシミュレーション救急医療研修を毎週水曜日におこなっています。 また、当院は小児科専門医研修施設であり、全国から小児科専門医を取得するために多くの研修医が集まっていますので、院内外の小児専門医療の講師を招聘して毎週木曜日に研修会を開催しています。

 職員の長期院外研修も積極的に推奨しています。 今までに事務部から診療報酬研修、医療技術部から細菌検査研修、診療部から救急医療、産科医療研修に信州大学病院へ半年から一年間派遣しました。 平成25年2月からは小児科専門研修の一環として、震災後の気仙沼でのプライマリーケア研修に小児科専門研修医を派遣します。
また、職員の臨床・基礎研究も推奨しています。 「医学研究助成制度」から本年度は6名が助成を受け研究をおこない、2月にその研究成果発表会をおこない、すぐれた研究成果には「優良業績表彰制度」によって評価表彰しています。

「こども達の命と健康を守ることは、長野県・日本・世界の未来を守ること」という使命感と誇りを持った次世代の周産期・小児医療従事者を育成することが、こども病院研修センターの理念です。