理事長挨拶

地方独立行政法人化後8年目を迎えて

 

理事長 久保 惠嗣

理事長 久保 惠嗣

 皆様には日頃から長野県立病院機構の運営にご理解、ご協力を頂き感謝申し上げます。
 信州医療センター(須坂病院)、こころの医療センター駒ヶ根、阿南病院、木曽病院及びこども病院の県立5病院が平成22年4月に長野県立病院機構(機構)として地方独立行政法人に移行(独法化)されて7年が過ぎました。本年度は第2期中期計画の折り返しに当たります。
 昨今の医療情勢は大きく変貌を遂げつつあります。その背景には、人口減と2025年問題に代表される超高齢化社会の到来、そしてこれらに伴う社会保障費の大幅な増加があります。これに対応するための地域医療構想の策定、地域包括ケアシステムの構築などの医療制度改革が開始され、併せて、国の財政難からマイナス改定が続くと見込まれる診療報酬改定や消費税の増税、さらには人事委員会勧告や年金の一元化の影響を受けた人件費の大幅な増加など、病院運営を取り巻く環境は厳しさを増しております。事態は第2期中期計画を作成した時点での予想をはるかに上回るものです。
 この事態を乗り越えていくため、中長期ビジョンや経営改善プログラムを作成して対応しているところですが、これらの取組には職員全員が参加し、各病院と機構本部とが連携して、「地域の明日を医療で支える」ため、「安全・安心で良質な医療を提供する」という県民の皆様の期待に応えるため、組織全体をあげて取り組んでおります。
県立5病院と看護専門学校の本年度の主な取組について、理事長としての期待も込めつつご紹介させていただきます。
 信州医療センターは、本年7月、県立5病院の中核的な病院としての役割を果たすべく、須坂病院から名称変更しました。名称変更とあわせて外来新棟をオープンし、内視鏡センターや健診センターなどの充実、循環器や呼吸器内科医の増員、産婦人科診療の開始など、より一層信頼される良質な医療を提供してまいります。さらには、研修医の確保に努め、本部研修センターと協働して医学生や初期研修医をはじめとする医療人材の教育・育成に力を入れます。
 こころの医療センター駒ヶ根は、4月より信州大学医学部精神医学教室との連携大学院が開始されました。精神科医の育成のみならず臨床研究などにも取り組み、新しい精神科医療を展開していきたいと存じます。
 阿南病院は、新たに外科医と総合診療医を迎え、医療資源の限られた地域において診療体制の充実が図られております。訪問診療・看護などに実績がある本院は、地域の行政や医師会と連携し、南信州・下伊那南部地域の地域包括ケアシステムの構築に取り組みます。
 木曽病院は、広大な木曽地域唯一の総合病院、また地域がん診療病院として、循環器内科医の確保に努めるなど、医療機能のより一層の充実を図ります。あわせて、地域医療構想への対応や地域包括ケアシステムの構築におきまして、機構本部と連携して対応してまいります。
 こども病院は、本年7月に小児集中治療室(PICU)が8床から12床に増え本格稼働しております。このPICUの増床は長野県のみならず近隣の県にとっても本院が小児医療の最後の砦となる非常に重要な投資であり、その重責を果たすべく取り組んでまいります。また、患者の搬送に欠かせないドクターカーについては、平成30年の秋まで使用が可能とはいえ老朽化しており、県からの負担金と、寄付金という形での多くの皆様からのご厚意により、前倒して本年4月から更新準備を始めることができるようになりました。あらためて感謝申し上げます。
平成26年4月に開校しました3年制の信州木曽看護専門学校は3年が経過し、看護専門学校としての体制が整いました。平成29年3月7日には一期生29名を卒業生として送り出し、そしてその全員が看護師国家試験に合格することが出来ました。恵まれた自然と地域のご支援のもと、引き続き、より優れた看護教育の提供に努力してまいります。

 大きく変わろうとする医療情勢の中で「地域の明日を医療で支える」という思想は変わることなく、県立5病院と信州木曽看護専門学校、機構本部が協力して、県民の皆様の視点に立った安全・安心で質の高い医療サービスを安定的に提供してまいる所存です。
 皆様におかれましては、引き続き、長野県立病院機構に対しましてご指導・ご支援をよろしくお願い申し上げます。

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