準備室だより

9期生 移乗・移送の演習

7月6日に移乗・移送の演習を行いました。

今回の演習では、ストレッチャー・車いす・杖の3つを使い看護師役と患者役に分かれて体験しました。

ストレッチャーでは、スライディングボードを使って患者さんをベッドからストレッチャーに移乗するのが難しく、患者さんにとって適切な声掛けが無ければ、不安感や恐怖心を与えてしまうことが分かりました。

車いす移送では、段差を登るときや坂を下るとき、相手の全体重を支えなければならないので、援助する側はとても大変でした。患者役の時には、下り坂を後ろ向きに下っていく体験をしたことで、不安や怖さを知ることが出来ました。

杖歩行の介助では、患者役の歩く速さに合わせることが難しく、ここでも適切な声掛けが重要だと感じました。患者役も杖をついて歩行するだけで、腕に大きく負担がかかり、大変であることが分かりました。

患者さんを安全に移乗・移送するためには、次に何をするのかといった説明や適切な声掛けを行うことが重要であり、それを怠ってしまうと患者さんは不安感や恐怖心を抱いてしまう。看護師に対する信頼も失ってしまいかねないと思いました。

患者さんを安全に、そして援助の時に安心感を持ってもらえるように、この演習を復習していきたいと思います。

P.N.広報一年