準備室だより

10期生 移乗・移送の演習

7月13日に移乗・移送の演習を行いました。

今回は、車いす・杖歩行・ストレッチャーの3つを行いました。看護師役と患者役にわかれてそれぞれを体験しました。

車いすでは、段差を登るときや降りるときに患者側の体重を支えながらゆっくりと行うため、看護師側はとても大変でした。患者役では、スピードが速いことや下り坂を後ろ向きで下る際は不安や恐怖を感じることがわかりました。

杖歩行では、階段を上り下りする際に、看護師がどのように介助したら安全に行えるのかグループで話し合いながら体験できました。また、患者役は関節が曲がりにくい設定になっていて、関節の動きが制限されることで歩行するのにも大変なんだということを実感しました。

ストレッチャーでは、スライディングボードを使用して患者を移乗しました。少しの力で移すことができるため、看護師の負担も少なく、またスムーズに移乗できることは患者への負担も少ないように感じました。移送では、患者は寝ている状態のため前が見にくいことや振動が全身に感じられて怖いことがわかりました。

患者を安全安楽に移乗・移送をするためには、適切な声掛けが重要であり、次に何をするのか説明することが大切だと今回の演習を通して学ぶことができました。

1年生 広報