準備室だより
里山歩き
先日、私達一年生は野外学習に行ってきました。
場所は木曽の黒川地区にある人の手が加えられた山、いわゆる里山です。
この里山では、沢山の植物があって、その数と同じくらい驚きもありました。
キハダという木は、皮をむくと黄色の幹になっていることが分かります。
この木は黄色の肌なのでキハダと言われています。意外なことに、実はミカン科の木なんです!
果実は小さな丸い形で、熟すと黒色になります。キハダ自体は胃薬、ボディーソープにも使われているそうですよ。
これは、木曽黒田地区に古くから大切にされている道祖神です。
昔から地域を守ってくれているんですね。
森の入り口辺りでは、山椒が生えていました。
山椒は「栽培されているもの」と思っていたので、野草として生えていることを少し疑っていました。しかし、葉っぱの部分を少しすり潰して匂いを嗅ぐと、それは紛れもない山椒でした。
香辛料で使われている粉状の山椒は実がよく使われているそうですが、葉や花、樹皮などの全ての部分が香辛料として使うことができるそうです。
原産地は日本だけだと思っていましたが、中国にもあると知り驚きました。
森のこぼれ日や五感に触れて、里山歩きでは今まで経験したことのないたくさんの学びを得ることができました。
P.N.Ralfa