須坂、小布施、高山の地域医療を支える長野県立須坂病院。看護師・助産師を募集しています。

 随筆「けやきのささやき」・・・院長コラム

平成24年5月

   今年は病院周りやインター付近の歩道橋に空を滑空する燕の姿をたくさん見ることができる。昨年は大震災の影響もあったのかほとんどやって来なかったから素直に嬉しい。沢山の燕が来るからには、餌が豊富で子育てに安全なこともあろう。我家でのことである。ふと見上げた2階の窓枠の手すりに粗雑な小枝の塊があるのに気がついた。2階に上がり窓越しに見ると鳩が卵を抱えてじっとしているではないか。オスとメスが交代で日々卵を抱えていた。中旬過ぎた頃、妻から黄色い雛が2羽顔を出し親鳥からピジョンミルクをもらっていると報告メールが届いた。下旬になると大きく育ち色も黒くなった。この頃では親鳥たちは昼間はほとんど顔を見せなくなったが、屋根の上でデポッポと鳴き声が聞こえているところを見ると遠くから見守っているに違いない。

   冬のような春の始まりから、夏のような春で終った今年の4月。ぎゅっと濃縮された1ヶ月であった。今年度の機構新規職員の研修会が安曇野ビレッジで行われた。私は25日夜に参加させてもらった。看護師の参加が多かったが、いろいろな職種の新人が参加して、コミュニケーションゲームなどし交流を深めあったりと実に楽しい一時を過ごさせてもらった。また、出身地を聞くと県外の方も複数おり、多様な人々が新しい風を入れてくれて、これからの県立病院を支えてくれることだろうと確信した。

 南棟2階明かり取りの窓際に胡蝶蘭がいく鉢か置いてある。昨年の投書で手入れの悪さを指摘されたものだ。冬の間に医局の秘書さんが全ての鉢を植え替えてくれた。おかげでそれぞれとても綺麗な花を咲かせている。投書の方も喜んでいることであろうし、何より胡蝶蘭たちが一番嬉しいに違いない。感謝、感謝である。

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